もしもの話だ。「 もしも目の前で大切なモノが沢山消えてしまった時、御前ならどうやって前を向いて立ち直る? 」……先に言っとくが " 立ち直らない " はナシだぜ。これはもしもの話で、立ち直ることが前提とする。__ 流石に内容が重すぎたか?あんま深く考えなくていい。気が向いた時にでも。気楽にな。
質問者:匿名さん
先に立ち直ることが前提、とか言われちまってると困るな……???俺のことよぉーくお分かりで…。
……そうだなあ…もしもの話、つっても、なってみねえと実際のところは分かんねえよ。その時の俺がどうするかなんて。まず最初に絶望に打ちのめされるだろうしさ。失った大切なモノが何かにも寄るし、残ってるものが何かにも寄るが…。それが例えば、お前や、心から愛してる奴だったり、大切に想ってるやつだったり…信条なんかだったりした場合。俺にはもう何も無くなっちまうから、…立ち直るってなんだろうな。
…意味を調べるとさ、「悪い状態からもとの良い状態に戻る」って書いてあるんだよ。…でも、だとすると俺は一度も立ち直ったことがねえんだよな。もとの良い状態になんて戻れたことは一度もねえ。毎度、形を変えて、歪になって、削れても尚失えない心の奥底の何かを抱えて藻掻いてるだけだからさ。…それを……立ち直ると解釈するなら、俺は…どうやって、って方法はねえんだろうなって思うよ。失くしたものを見て、吼えて、涙して、苦痛に藻掻いて。ゆっくり時間をかけてそれらを見つめて、苦痛ごと抱き締めて、感謝をして。もう何もねえけど、自分だけは在るから、きっと変わらない自分と沢山の思い出やらだけを抱えて無我夢中で宛もなく歩いていくんだと思う。真っ暗だからそれが前を向いてるのか後ろを向いてるのかなんて分かんねえけど、その内にまた色んな奴に出逢うだろう。それで俺がまた同じように人に感情や心を開けるかってのは分からねえけど、きっとそうして立ち直っていくんじゃねえか。強いて言うなら、「自分を自分のまま、忘れずに、今までの全てを忘れることも捨てることもせずに、ただ歩き続ける。」ってのが回答になるんだろうぜ。
……何も無い絶望の中、意味も理由も目的もなく歩くことには慣れてっからさ。…でも、それでもう何も見つからなけりゃ、…いや、立ち直るのが前提ならそんなことはねえな。きっと何か見つかるだろ。
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