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質問者:.さん

(夢を見ていたのだろう、と思う。全て、きっと、自分が思い描いた理想の世界でしか無かった。現実ではなかったのだ。それは束の間の休息、僅かな安らぎ、まぼろしの安寧の地。でなければ許されないだろうと思う。誓いは、きっと相手のためではなく自分のためのものだったのだろうから。そもそも、自分の中にしか存在しないのだ何もかも。気付いてしまえばこんなにも虚しい。独りで何も映らぬテレビでも眺めていたよう。夢の中でくらい、もう少し素直であれよと思った。何も出来ない。何処にもゆけない。その為の気力は使い果たしてしまった。気付かなくて良いことには気付き、気にしなくて良いことまで気にしてしまう業。嗚呼、知りたくなかった。)
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